(97)一人中 №1になる

(97)一人中 №1になる

混迷を続ける日本という国・・
と始まると、まるでニュース番組みたいですが
いったいどこに着地するのか?
想像がつかない大変なことになったものです
いい話題はスポーツ以外にみつかりませんしね

表参道も最近は服飾や飲食の個人店の存続が難しくなり
出店しては閉店し
結局残るのは大手や、チェーン展開をしている資本力のある店ばかりで
別段表参道でもどこでもいい感じです
特徴がなくなり少し寂しいな~と思っています

美容界もサロンが増えに増え続けたピークはとうに終わり
減少の傾向にあります
そりやそうですね、多過ぎましたから・・(ボクがのたまうのもナンデスガ・・)

でも美容室はまだ、その店その店の小さな世界で独立していて
お客様と担当の美容師という個人的なつながりがあるので
良い時も大きくドーンとはいかないかわりに
逆境にも比較的強いのかなと思います

ボクは美容の世界に入って30年を越えましたが
入った当時は美容師なんて、まともな男が職業にするものではない!
という言葉もまだチラホラ聞かれた時代です

ボクは「よーいドン!」で周りの人と同じことをすると
いつも人より簡単には上手く出来ないダメ人間タイプでしたので
10代の頃より  ならば人と同じ土俵では戦わないぞ!という
とても都合のいい戦法を考えていました

同じ土俵に敵がいない!そもそも土俵に上がっている者がボクしかいない!

勝たないかわりに負けもしないという

卑怯なようで、その手があったか!という作戦で人生を歩んで行こうと
考えました・・
それならば💡
独立すれば人に使われることも、又人を使うわずらわしさもない美容師もいいかな?と判断し
この道をえらびました

いやもちろん今はとても良いスタッフにも恵まれラッキーですよ  みんな~(手もみもみ)

運よくその作戦は的を得て
当時でも、思った以上に美容師を志す人数は多かったのですが
きわめて優秀な人材は他業種へ流れていたように思われ(失礼だね同期)

技術習得の地道な苦労もありましたが
気分だけはお気楽にやってこれたように思ってます

ですから若手のころのボクは
自分が美容師という職業を心のどこかで恥じていたように思います

ですがひと昔前にカリスマブームなどが起こり
真剣に夢をもって美容師を目指す若者が増えてきました・・
だから時代って面白いです

ビューティがファッションというメジャーに近づいた
このブームはとても良かったと思いますが
その頃のトップの売れっ子が
売上は数百万だとか
ベンツやBMに乗って、高級マンションに住んでいるとか
あげくお部屋拝見~ひやーリッチでかっこいいみたいな現象は
ちょっと頂けないな~とも思っていました

イエイエやっかみではありませんよけっして、たぶん

その業界のトップが、たかだかベンツ、BM程度なのかと・・(ボクはその頃シビックです。今はチャリ)
まるで下級職業の美容師にしては凄いだろ!みたいで

それにそもそもどんな世界でも人より業績を上げ、金を稼ぎ良い暮らしをするということは
美容師でいえば純粋な技術力や接客力だけではなく
ビジネスセンスや駆け引き、色んな根回しも必要です
ある意味他者を蹴落とす気の強さも必要です

それもルールを守ればもちろん悪いことではありません
人より頑張ったことは事実ですから
それによって自分が潤うのは当然の報いです

ですが人としてエライ訳ではありませんから
その懸賞をこれみよがしに自慢しているみたいなのは
なんだか下品な感じがして頂けないなと感じました

他業種でも、こんな凄い仕事をしているという部分は多いに見てみたいのですが
それによって豪邸に住んでるとか、年収いくらとか
ヨットだ!ジェット機も持ってるぞ!みたいなことは
子供じみてて可笑しいな~と思います

そんなことをちょっと涼しい夏の日に考えていました
人と同じ土俵に上がらないということは
その土俵では一番なんだぞ!と
ビリでもあるんですけどね
どっちもひきうけるぞ~という支離滅裂なオチです

では皆サマお体、天災にくれぐれも気をつけてくださいね


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