(137)ジャパニーズピープル
クリスマスのバカ騒ぎが終わって
年末らしくなってきました
クリスマスまでとはまた違ったあわただしさ
夜のトーンは一気に深くなったような気がします
イルミネーションがなくなってるせいでしょうね
25日を境にして
人々の表情や歩くテンポも違うように感じます
思い込みでしょうか?
でしょうね、きっと
でも、と思います
クリスマスというイベントも
すっかり日本にも定着して
本当にあたりまえ
お正月に次ぐ
いやほぼ同等の一大イベントなんですが
本当に若い10代以下や子供は別として
イブやクリスマスに
表参道あたりを行き来するカップルや
なんかカラフルでリボンのついていたり
シャンパンやワインがのぞいている手提げや
きっと肉的な鳥的なごちそうがはいってるらしい
キノクニヤあたりの紙袋をさげて
急ぎ家路に向かう人たちの表情をみていると
なんとなく気恥ずかしいような顔つきにもみえて
まるで心のなかでは
「いやいやクリスマスは、まあそんなにいいんだけどね
まあ一応ね」とか
「とりあえずやりますけど、結構ひかえめですよ🎁
ちょこっとごちそう皆でたべるくらいですよ」とか
「ケーキくらいはまあたべますけど🎂」
と言い訳しているようにもみえます
(モチロンソンナノキノセイサにもミエマス)
実際にもこんなこと言う方多いですよね
それってやはり
クリスマスは根っこのところで
自分たち日本人のお祭りじゃなくて
なんか楽しそうで華やかだから
便乗して、色んな戦略にものせられて
ここまでもりあがってきたイベントで
多くの人がクリスチャンではないから
特別な夜にも
そんなに敬虔で高尚な気持ちにもなれなくて
何に祈るかどなたを祝うのかも
ちょっとピンときませんしね
だからとにかくハッピーハッピーと
にこやかに笑っておしゃれで
テンション高めに数日を
過ごして終わるのだと思います
でも25日のクリスマスがおわると
日本の年末がやってきて
これは道行く人たちも
老若男女も
「もうすぐですね~がんばりましょう~」
「なんか慌しいですね」
「じわじわワクワクしてきますね~」
「初詣行きましょう~お賽銭投げちゃいましょう~」
みたいな
堂々と当たり前のように喜びを
表現しています。
なんとなく地に足が着き
本来の古来からのテンポというか
遺伝子に残る和の調子で歩く様が
日本人が年に一度の本領発揮
をしているようにもみえます
無理にそういう目でみると
絶対そうみえます!
ともかくこうして
キラキラの年末から
鐘ゴーンの年末へ
街も変わっていくのだろうと
この忙しい年末に思いました
アルカでもお客様をお見送りするとき
この時期
「良いお年を~」とは言っても
「メリ~クリスマス」は
なかなかまだ言えませんもんね
では皆サマ今年もありがとうございました。
年内は明日29日までです
新年は5日からです
どうぞ良い新年を
〈白夜〉
ヴィスコンティです。大人の童話、最高に美しい
〈地獄門〉
衣笠貞之助です。日本映画初のカンヌパルムドール
最高に美しい