(143)早世した人を思う

(143)早世した人を思う

GWも終盤です
全体的にとても天候に恵まれ
ヨカッタデスネ
オヤスミノカタガター

というわけで
GWでもボクは関係なく普通に仕事ですが

その行き帰りの地下鉄や
ランチタイムや
仕事がヒマなときよくサボって本を読んでます

本といっても難しいものではなく
ミステリーとか、ノンストップ・・・
みたいな娯楽ものです

こうみえて?インドアなんですが
〈むしろどうみてもインドアな感じなんでしょうか?オレって?〉

というわけで
さっきまで読んでいたのが2004年に
44歳で急逝した野沢尚の遺作として文庫化もされた
作品集「ひたひた」とです

ボクはこの作家は好きで面白いと思ってました
なので44歳という若さで自ら命を絶ってしまったときは
大変ショックで残念でした

この遺作集のなかでも着手寸前、
まさに遺作中の遺作といえる
未完のプロット「群生」もおさめられていて

これなんかはホントに最後の最後なんだな~と
そう思いながら読むせいか
心を病んでいる優れた才能が書く物語

そのように感じられてきます

でもやはりこの作家らしく
気味わるく暗く、美しく
面白いです

いくつか読みましたが
元気なときも病めるときも
いつも死の香りがするような
不気味でダークな作家だったように思え
そこが魅力なんだろうな、と考えます。

魔笛、リミット、破線のマリス・・
どれも面白いのですが
ボクが読んだなかでは
深紅をベストにあげておきたいです

早世という言葉の意味を調べると
「比較的早く死んでしまうこと」をいうのだそうで
夭逝、夭折よりはちょっと長く生きたケースなんですね

その早世ということでは
その早すぎる死が世界に衝撃を与えた
《プリンス》
本当にビックリしました
ボクは90年代に東京ドームで一度
観ています
歌もダンスも演出も全て素晴らしかったと記憶していますが
特に印象に残っているのが
プリンスのギターの演奏です

ご存知の方も多いかと思いますが
ローリングストーン誌が選ぶ
歴史上最も過小評価されているギタリストの
堂々1位です。

名曲パープルレインのギター・ソロには
涙がでました


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