(144)つまみはラスクしかねぇ!

(144)つまみはラスクしかねぇ!

今日はどうでもいい話を

まあいつもどうでもいい話なんですけど・・

ジャンギャバン主演のふる~いフランスギャング映画

『現金には手を出すな』ゲンナマニハテヲダスナ

怪獣映画やアニメじゃない
ちゃんとした映画を一人で見始めた
たぶん中一のころ

近くの名画座でみました
たぶん大塚にあった大塚名画座

そろそろ引退を考えてる初老の
(そのときはかなりおじいちゃんにみえた)
ギャングが主演の映画なんですが

パリの街並みも
レストランも
車もファションも
ともかくおしゃれでかっこいい
フレンチ・ノワールの名作です

いい映画ですが
それがお勧めという話ではなくて

ボクはこれ観たとき、なんせ若いし

その頃は
「映画が趣味です」
「毎週のように名画座に行って
古いヨーロッパ映画2本立てなんて見て、
終わって外出ると、もう暗くなっててさ~」

なんて言うと
いかにも大人な

まわりの男子も女子も
「へえースゴイ、」みたいな

女子なんか
「ハラクン、オ・ト・ナ」みたいに
思われてるかなと

期待してもあり
一所懸命ひたすら通ったのであります

大塚名画座は2階で
同じビルの地下が
鈴本キネマという(たぶん記憶があってれば)

邦画専門の映画館があって
そこではなんともピンクな色っぽい映画の
2本立てなんかも上映してましたが
そんな誘惑と戦いながら
一所懸命通ったのです

そんななか観たこの一本ですが
ボクの父親世代のスター
ジャンギャバンが
やたらプレイボーイで
いつでも斜に構えたせ粋なセリフをはいていて

まだまだガキのボクには
なんでこんなゴツイやつが、こんなにもてるのだろうと
不思議で
そのセリフや話の展開にももうひとつ
付いていけなかったんだと思いますが

ただ一箇所
やたらに印象に残っているシーンとセリフがありまして

それがタイトルの
ツマミはラスクしかねぇ!なんですが

このシーンは
主人公のギャングの長年の相棒で
ちょっとぬけてるそのギャング仲間と
二人きりで話しをするために

これまたかっこいい車で
尾行に気をつけながら

「ケチな投資さ!」のために買っておいた
普段は使ってないこれもとてもかっこいい
アパートメントの部屋で

ギャバンがごつい手でチャチャっと
テーブルにグラスと皿を用意して

「まあやってくれ!ナントの白だ!」と
ドボドボとお互いのグラスにワインを注ぎ

ここで
「ツマミはラスクしかねえ」

後々DVDで見直すと
「ツマミはラスクで我慢しな!」になってましたが・・

そんなセリフをはき
ラスクにパテみたいなのをぬって
ゴクゴク、バリバリ、食するシーンがあるのです

その当時、
さかのぼること40数年前には

あのラスクって食べ物はなんだ?
フランスパンじゃないのか?と
駄菓子屋で売ってるアレかな?とか

今では当たり前で、考えられないけど
当時はラスクなんてものは
ボクのまわりにはなかっったんですよね
見たことも聞いたことも・・

その後しばらくはボクにとって
ラスクはとてもモダンでクールで
ハードボイルドな食べ物として
脳裏に刻まれていたのでした。。

おしまい。。


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