(171)おとことおんな
暑くもなく、寒くもなく、湿気もなく、乾きすぎず
つかの間のいい季節を迎えていますね
先日古い映画が観たくなって
迷ったあげく 「男と女」 を久しぶりに観ました
60年代の古いフランス映画です。
有名だから知ってる方、ご覧になった方多いと思います
ボクがワーワー言ってたパルムドールもとってます
今見ても色あせず映像も音楽もファッションも最高です
とにかく洒落てます
映画館で観た時、相当昔なので
フランスって凄い国だなーと思いました
それで男と女というタイトル・・
原題はなんなのかな?と思って調べたら
Un homme et une femme・・
男と女なんだなーへえーそうかぁ~という感じでして・・
思考はまわり
男女平等・・とか入力してカチャカチャやってたら
世界ジェンダー・ギャップ報告書なるものがでてきて
いわゆる世界男女平等ランキングですね
昨年2017年は11月初めの発表だったので
最新版もそろそろかな?
昨年は世界144カ国中114位ということです。
漠然と低いことは分かってましたが・・
それにしても😨と思います
男女の差は科学的には体格や筋力の差以外
優劣はないそうですね
特徴の違いはあるでしょうから
ある程度、得意不得意はあるのかもしれませんが
それも結構社会的なものに影響されているとこも
あるように思います・・
日本と西洋諸国の文化歴史の違いが
影響しているのでしょうか?・・ワカリマセンガキットソウダ
よく聞く
「世の中は女がまわしてんだよ!」とか
「所詮女にはかなわない!女のほうが強くてうわてなんだから!」とか
「だからなんでも女の言うとおりにしてれば間違いないんだよ!」
というおっちゃん達の意見も
本音はちょっと違うとこにあるのかな?と思います
ところで自分がいる美容の世界というのは
待遇に男女の差はほぼない珍しい業界だと思います
江戸時代以前の髪結いは別として
元々は女性が女のための職場としてつくりあげていった美容院、
パーマ屋さんという世界に戦後の高度成長期
なるべく男ぽさは控えめにして
どちらかというとナヨナヨと
ゲイの人なんかは率先して
「おじゃましま~す」と男が後から入っていった世界だからなのかな?
と考えます
だからといって出産育児をする女性美容師に対しての
サポートなんて全然一般レベル以下の
そもそも全てがやっとブラックを脱出しつつある
まだまだおくれて未熟な業界ではありますが
ただ、そういう実力に対しての評価には差別がないというのは
やはり元が女の世界というか、男も女もないジェンダーレスな感じが
土台にあるからだと思います
ボクはチョキチョキの傍ら
女性はどんなことを好み、どんな思考をするのだろうと・・
美容室には男性のお客サマもとてもふえましたけれど
やはり今も女性のほうが多く
自分のことでいろいろ不穏なうわさわを耳にするし
また自ら流してもいますが・・
実態は相当にオトコでありますので
男のことはだいたいわかるけど!
女の人はわからないので
できうるかぎり研究しようと・・思います・・プロとして
エロい意味ではありません!念のため!
例えば読む本も迷ったらなるべく女性の作家さんのものを選ぶようにしています
女の人の頭の中、感性を知りたいと思うからです
結論。分かったこと・・はあんまりありません。
ただ女性の描く女性のほうがリアルです
当然ですけど
逆に男性の描きかたには男女の作家であんまり差を感じなくて
こういう部分では女性の鋭さを感じ
男のほうはやはり少しロマンチストなんだなーと思います
ちなみにボクは
篠田節子、太田愛、桐野夏生なんか好きです